みなさんこんにちは!
高級フルーツの代表格であるメロンについてご紹介です。
せっかく食べる高級なメロンですから、おいしいタイミングで食べたいですよね?
すぐに冷蔵庫に入れていませんか?それ間違っています!
メロンをおいしく食べる方法、「追熟」とは?
メロンの食べごろの見極め方、3つのポイント!
おいしく食べるまで保存の仕方は?
メロンの種類、どんなのがあるの?栄養素の違いは?
いつも食べてるメロンがもっと美味しくなるように学んでいきましょう!
①メロンをおいしく食べる方法、追熟とは?
メロンは収穫してからすぐには食べません。
理由は、常温に置いておけばもっと美味しく(甘く)なるからです。
そのためには「追熟(ついじゅく)」という作業を行います。
作業というと大げさですが、簡単です、常温でほおっておくだけです。
追熟とは・・・収穫後に一定期間保存し、ゆっくり完熟させることです。期間としては収穫後3日~1週間くらいが目安
身近なフルーツで言うとキウイフルーツを思い浮かべてください。
買ってきたキウイフルーツをすぐ食べると”硬くて酸っぱい”、という経験ありませんか?これも同じで、少し追熟させた方が甘くなるんです。
なぜ産地で「追熟」させてから販売しないのか?と思った方もいらっしゃいませんか?
理由は、追熟にはその時の季節、気温、場所が大きく左右してきます。
極端な例で言うと、静岡県で栽培されたメロンを①北海道のお客様と②沖縄のお客様、同時に発送したとします。
同じ期間追熟させたとしても、きっと②沖縄に送ったメロンの方が先に追熟が完了し、早く食べることができるようになります。
また、追熟させてから販売店に流通すると、運んでいる段階で美味しさのピークを迎えてしまうかもしれません。
美味しさのピークを越えたメロンは熟度が増し、ちょっとツンとくるような匂いがしてきます。
せっかくの高級メロンですから、ベストなタイミングで食べたいですよね。
”おいしく食べるひと手間”、としてみなさんのご家庭で作業して(ほおっていて)くださいね。
②メロンの食べ頃の見極め方、3つのポイント!
見極め方はとっても簡単です。
以下のポイントをチェックしてください。
1)外観:メロンの表面の皮が、買ってきた時より少し黄色みかかってくる。ツルが付いているものはツルが枯れてきます。
2)感触:メロンの下の中心あたりを指でやさしく押してみて、少し柔らかくなったら食べごろ。
3)香り:少し離れた場所でもメロンのいい香りがしてきます。
この3つのポイントが確認できれば、ほぼ追熟した(完熟した)と思っていいですね。
各家庭毎で「追熟」することのメリットとして、好みの硬さで食べることもできます。
硬めのメロンがお好みの方は少し早めに、柔らかめがお好みの方は少し遅めにお召し上がりいただければより自分好みのメロンが味わえます。
③おいしく食べるまで保存の仕方は?
追熟して食べ頃になったら、食べる約2~3時間前に丸ごと冷蔵庫に入れて冷やしてください。
もし食べ頃のタイミングが来てしまい、「でも今でなく明日に食べたいんだけど・・・」という時は、冷蔵庫に保管してください。
追熟がストップしてくれます。
そのまま常温に置いておくと、更に追熟が進んでしまいますので。
このタイミングを逃さないようにお世話してください。
また、カット済みのメロンも同様に、空気との接触を極力減らすようにラップをして冷蔵庫へ保管してください。
2~3日以内には食べきるようにしましょう。
④メロンの種類、どんなのがあるの?栄養素の違いは?
メロンの代表格、2種をご紹介します。
【緑肉種】(切った時緑色のメロン)
1株に1個!高級品種 クラウンメロン(マスクメロン)(静岡)
暖かな環境が続くガラス温室の中で、1株に栄養を集中させ、子どもを育てるように大切に育てた高級品種。
完熟したメロンは上品な甘さと高貴な香りが特徴で、みずみずしくなめらかな口当たりです。
味や見た目に優れていることから長年にわたり高級メロンとしての地位を確立しています。
【赤肉種】(切った時オレンジ色のメロン)
北海道の有名ブランド 夕張メロン(北海道)
夕張メロンは果肉が鮮やかなオレンジ色で、ジューシーで甘味の強いメロン。
完熟するととろけるような食感になります。
出荷に際しても独自の基準があり、基準をクリアしたものだけが「夕張メロン」という称号を与えられる。
緑肉種と赤肉種の栄養素の違いは、ほとんどありません。
1つ大きく違う所は、βカロテンとビタミンAが「赤肉種」の方が多いという事です。
【βカロテン】 緑:140㎍ 赤:3,600㎍ ※赤肉種の方が25倍以上
【ビタミンA】 緑:12㎍RAE 赤:300㎍RAE ※赤肉種の方が25倍
※参考:文部科学省 食品成分データベースより
メロンの栄養価を考えて選びたい方は、「赤肉種のメロン」を選ぶといいですね。
⑤まとめ
メロンは温室栽培(ハウス栽培)しているものもあるので、1年中食べることのできるフルーツです。
今回は、メロンをもっと美味しく食べる方法や、食べ頃のタイミング、保存方法についてお伝えしました。
メロンはその時の季節や気温によって、収穫してから食べごろになるまでが微妙に異なってくるので、
メロンの状態をよーく見極めてタイミングをのがさないようにして、おいしくメロンを召し上がってみてくださいね。