フルーツの中でも人気の高い”いちご”。
1年で一番おいしく食べることのできる時期を「旬」と言います。
ほとんどの人が、”いちごの旬”を間違えているのではないでしょうか?
この記事では、いちごの旬や、失敗しない!人気のいちごの品種を紹介します。
①いちごの旬はいつ?
ずばり!いちごの旬は「春」です。
多くの人が「冬」だと思っているのではないでしょうか?
その理由として、クリスマスのケーキにいちごが乗っていることが印象に残っているからです。
一般的にフルーツは、スーパー等の店頭に並び、よく見かけるようになったら”旬”というイメージが強いです。
いちごに関しては、クリスマスの方が先に来てしまう為、”クリスマス需要”でいちごが店頭に並びます。
12月は出荷量はまだまだ少なく、値段も結構高いんですよね。
1)いちごの収穫・出荷のピークは?
毎年、2月~4月がピークとなります。
いちごは、人気もあり需要もある為、全国各地で栽培されています。
気候や品種にも差はありますが、11月頃~5月頃までが一般的に販売可能な時期です。
その中でも、量が多くなって、価格も落ち着いているのが、2月~4月頃ということです。
2)いちごがおいしい時期は?
旬と同じ、2月~4月頃のいちごが一番おいしいです。
11月や12月の出始めの頃は、まだ実が小さくて固く、甘さがのる前に収穫することが多いんです。
甘いケーキに乗ってる苺も、少し酸味がある方がおいしくありませんか?
クリスマスケーキに乗っている苺が、さっぱり食べることができるのも、早い時期に収穫しているからなんです。
逆に、4月後半~5月にかけてのいちごは、温かくなってきた分、甘さはあるのですが、食感がやわらかくなっていることがあります。ジャムやソースなどに加工するには調理もしやすくオススメです。
おいしく食べるなら、気温が温かくなる前のいちごの方が実がしっかりして食べ応えもありますよ。
②1年中ショートケーキが販売できる理由
旬の時期とはいえ、ケーキ屋さんではいちごが乗ったショートケーキが1年中売られていますよね。
その理由を解明していきます。
1)品種改良により、夏でもいちごが収穫できるようになった
いちごは以前、夏には収穫できないフルーツでした。
いちごは人気もあり、色も赤く鮮やか、ケーキやパフェなど需要も高かった為、品種改良がすすみ
日本でも夏~秋にかけて収穫できる苺が誕生しました。
また、ハウス栽培によって、外気に影響されず、安定した気候での栽培も可能になったことで1年中
国産のいちごを食べることができるようになりました。
2)国産の”冷凍いちご”を使用している
いちごの冷凍品をスーパーでもみかけるようになりましたね。
いちごは冷凍できるのですが、解凍後はフレッシュな食感にはなかなか戻りません・・。(残念ですが)
そんな時は、ショートケーキの中にサンドするいちごを、この冷凍いちごに変えたり、ゼリーやデザートソースなんかに加工したりと、国産のいちごを食べたい人にはうれしい加工品です。
冷凍技術も進化してきて、1年中、国産のいちごを食べることができるようになっています。
3)一部、輸入いちごを使っているところもある
見た目真っ赤なのに、食べてみると酸っぱい、甘みが薄いいちごに出会ったことありませんか?
それ、国産のいちごでなく、輸入されたいちごの可能性があります。
旬の時期ではない時に、コストコでも赤くで大きないちごが販売されているのを見かけます。
テンション上がって買って食べて後悔・・・ということがありました。
甘いクリームと一緒食べたり、ジャムやソースに加工したりするには最適です。
1年中栽培されえるとはいえ、国産のいちごは量も少ないので手にできる人の方が少ないです。
輸入いちごに頼っているところも多い為、1年中食べることができています。
③いちご農家は儲かる?
いちごは1つの株(苗)からたくさんのいちごを収穫することができます。ご存知でしたか?
身近にあるりんごやみかん、桃などの木を想像してみてください。
1本の木に成る実、1年に1回実をつけで、大きくなり、収穫したら終了!次は1年後です。
いちごは花が咲き、受粉し、そこから実が大きくなります。いちごを収穫し、同じ株にまた花が咲きます。受粉し、実が大きくなり、また収穫ができます。
1回目に収穫できる実を「一番花」、2番目を「二番花」といい、多い時で4番までいく品種もあります。
12月頃から収穫スタートして、長い時で4月、5月頃まで収穫できるので、収穫時期が長いんです。
1つの株でいちごが何回も収穫できれば、いちご農家って儲かるよね~と思った方、ごめんなさい。
何度も収穫できるけど、儲かりません。こんなことが理由
手間がかかる
どんなフルーツも手間がかかるのは一緒。
いちごはハウス栽培がほとんどです。いちご狩りに行ったことある方はご存知ですよね?
通路を作って、等間隔に苺の苗を植えて、定期的に水やりをして、害虫から守って、受粉させるためにミツバチを管理して、実に日があたるように葉を取り除いて・・・。手間がかかっています。
1個1個手摘み
いちごはデリケートなフルーツ。1つ1つ、出荷できるいちごかどうか見極めて手で収穫をしていきます。
見た目や色づき、ヘタの形までチェックし収穫を行うので大変です。
毎日、休みなく収穫
いちごは条件が良いと、どんどん成長し食べ頃になります。
1日でも収穫を逃すと、やわらかくなり、出荷できないいちごになってしまいます。
また、腐った苺を放置しておくと、そこからまた腐りが広がり全部が食べれないいちごになってしまうことも。
清潔に保つこと、収穫時期を逃さないことも農家さんの苦労が伺えます。
温度管理や設備に莫大な費用
あまくておいしいいちごの生育には温度条件が必須です。
昼間は温かくても、朝晩が冷え込む地域では、ハウスの中を温めて一定の温度を保っています。昼間暑い日は、ハウスのビニールを開け、風通しを良くしたり、1日中温度調整をしています。
更に収穫しやすい位置に苺の苗を育てる為、地面ではなく胸の高さくらいに設計している農家さんもいます。
このように、おいしい苺を育てるには時間もお金も手間もかかります。
おいしい苺を毎年食べることができるのも、いちご農家さんの苦労のおかげなんですね。
④間違いない!人気いちごの品種厳選5つ!
全国各地で有名な品種が栽培されています。
その中でも人気中の人気!このいちごなら失敗しない!おすすめのいちごをご紹介していきます。
1)あまおう
産地:福岡県
あまおうの旬:1月~3月頃
有名中の有名品種、「赤い」「丸い」「大きい」「うまい」の頭文字をとって「あまおう」と名付けられました。
とにかく、1粒で満足できるほど大きくで食べ応えのあるいちご。
贈り物に使っても、誰もが知ってる有名品種。ふるさと納税の返礼品としてもトップクラスの人気いちごです。
2)紅ほっぺ
産地:静岡県
紅ほっぺの旬:2月~4月頃
静岡県の代表品種「紅ほっぺ」。甘味が強く、ほどよい酸味があるのでいちごらしい味わいを楽しみたい人はこの品種がおすすめ。
収穫のピークが2月頃からになる為、クリスマスケーキに乗ることはほとんどありません。
いちご狩りで人気の品種。甘いだけでなく酸味もあるので、飽きずにたくさん食べることができる品種。
3)さぬき姫
産地:香川県
さぬき姫の旬:2月~3月頃
うどんで有名な香川県より、丸くてかわいらしいフォルムのいちご、さぬき姫。
サイズも大きめで、ほどよいかたさで食感がとてもいいです。一口食べると、ジューシーな果汁とともに、芳醇な香りも堪能できる高級ないちごです。
ちらも、香川県のふるさと納税返礼品で人気のいちごです。
4)スカイベリー
産地:栃木県
スカイベリーの旬:2月~3月頃
いちごの名産地、栃木県から品種改良されて人気のスカイベリー。
イチゴ農家が多く、いちご栽培において優れた生産者が取り扱っているブランド品種。
粒が大きく見た目がつややかできれいなのが特徴。酸味と甘味のバランスもよく、果汁もたっぷり。
そのままで食べるか、高級ケーキ店では丸々1個贅沢にトッピングしたりと価値のあるいちご。
5)白いちご 淡雪(あわゆき)
産地:鹿児島県、熊本県、他
淡雪の旬:2月~4月頃
見た目もかわいらしい、近年人気の白いちごのうちの一つ、「淡雪(あわゆき)」。
白というよりも、うすピンク色。見た目、酸っぱそうと思われがちですが、甘みもしっかりあり、酸味はおだやか。
こちらはまだ収穫量も少なく、なかなか手にできない品種です。有名タルト店で使われたり、”めずらしいい苺”として贈答用に使ったりと人気のある品種です。
⑤いちごの旬 まとめ
いちごの旬は、冬ではなく「春」でした。
収穫・出荷のピークは2月~4月。この頃になると、おいしさも増して、価格も落ち着いているので食べやすくなります。
誰もが知っている人気の品種や、これから人気でるいちごもご紹介しました。
いちごは高くて買えない~という方は、ふるさと納税の返礼品で選んでみるのもいいですよ!
たくさん食べたい人は、いちご狩りがおすすめ!2月~4月の旬の時期にいくと美味しさも満足できます。
おいしいいちごが出回る時期を見逃さないように、いろんな産地のいちごをてにとってみてください。
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