みなさん、こんにちは!
毎日の食卓に欠かせない食材の一つ、トマトをご紹介!
その中でも、近年大人気の「フルーツトマト」に注目してみたいと思います。
フルーツトマトってトマトの品種名?
フルーツトマトは知ってるけど、普通のトマトと何が違うの?
フルーツトマトの糖度はどれくらい?フルーツと比べてどうなの?
オススメのフルーツトマト厳選3品をご紹介します!
もくじ
①フルーツトマトってトマトの品種名?
フルーツトマトは、「普通のトマトを特別な栽培方法によって、甘さを凝縮させ完熟させたトマト」
間違えやすいのですが、フルーツトマトはトマトの品種ではありません。
普通のトマトから、こんなに甘いトマトを発見した人、尊敬します!
②フルーツトマトの糖度はどれくらい?他のフルーツと比べると?
1)フルーツトマトになれる糖度基準
フルーツトマトの糖度は、糖度8度以上のものを「フルーツトマト」と謳って出荷します。
スーパー等で一般的に販売されているトマトの糖度は、4~5度くらいなので、
フルーツトマトはいつも食べているトマトの2倍くらいの糖度があるということがわかります。
2)フルーツトマトはフルーツと比較して糖度は高い?
結論!フルーツトマトの糖度の方が低いです。
「やっぱりな・・・」と思った方!そうなんです。
さすがに甘いフルーツと比べると、甘いトマト「フルーツトマト」でも太刀打ちできないのです。
糖度イメージとしては、
・グレープフルーツ・・・10度前後
・キウイフルーツ・・・11度前後
・みかん・・・12度前後
・ぶどう・・・17.5度前後
・バナナ・・・21度前後
とされています。
フルーツトマトは8度以上ですから、数値だけを比べると、「糖度低い。。」と思いがちですが、「糖度=甘い」という考えではありません。
3)甘さは”酸味”と”うま味”のバランスで変わる
”糖度が高いと甘い”、と思いがちですが、実は人間の舌はそんなに単純ではありません。
”甘い”と感じるには、糖度と酸味とうま味、更には気温や食品の温度、食感などすべての要素が関わっています。
例えば、砂糖を入れたコーヒーを飲むときに、同じ砂糖の量を入れているのに温かいコーヒーの時と、アイスコーヒーの時とでは舌で感じる甘さが違うと感じることありますよね?
トマトは冷えているか、常温かによっても舌で感じる甘さが変わります。
糖度が高くても酸味の強いトマトは酸味が勝って、「すっぱいトマト」という感覚になります。
様々な要素が重なることで、”あまい”と感じることができるのです。
(糖度が高いから甘いだろう、と思って食べてみて、甘くないじゃん!と思ってしまうことありますもんね)
糖度はあくまでも「目安」の数値として見ると、先入観なく、おいしく食べることができますね。
③フルーツトマトと普通のトマトとの違いは?
1)味わい
フルーツトマトは確かに甘い!(甘いと思って食べている、のかもしれませんが・・・)
甘さだけでなく、しっかりトマトの酸味もあるのですが、甘さの方が強く、酸味も普通のトマトよりもまろやか。
どこか、塩味も感じられる(うま味ともいう)
味わいのバランスが良くて、いくつでも食べることができます。
トマトの酸味が苦手な人はこのトマトなら食べることができますね。
2)大きさ
普通のトマトと比べると、あきらかに小さいです。
その理由として、栽培方法に違いがあります。
甘いトマトを作るために、水をギリギリまで与えない過酷な状況下で育生をしている為、トマトの旨味が凝縮され、中身の濃い味わいに。
水分量も少ないので、小さいサイズで完熟します。
小さいけれど、うまみや味わいは濃厚に仕上がっているという訳です。
3)皮の厚さ
フルーツトマトは表面の皮が厚めです。
中の水分を蒸発させないように、皮が硬くなり、触ってみてもしっかりしたかたさになります。
口の中で皮残りが気になる方もいらっしゃるかもしれません。
その場合は、湯剥きして表面の皮を剥くとよいですね。
サクっとした固めの食感が好きな方は、栄養価もあるのでそのまま食べるのをオススメします。
4)水分量
フルーツトマトは果肉が厚く、中のゼリー状の種の部分は比較的少なめです。
栽培方法の違いからもわかるように、フルーツトマトの水分量は少ないです。
果肉に甘さがしっかり濃縮されています。
サラダにトッピングしたり、ドレッシングと和えたりと、水分量が少ないからこそ使いやすいトマトです。
④間違いない!おすすめフルーツトマト厳選3品をご紹介
1)フルーツトマトの王道!「アメーラトマト」
フルーツトマトの代名詞!静岡県産のアメーラトマト。
アメーラというネーミングは、静岡弁で「甘いでしょ?」という意味です。
こちらも、収穫される時期やランクによって糖度が変わりますが、通年たべることができるフルーツトマト。
まずは、フルーツトマトを試したい、という方にはオススメのトマトです。
2)北海道産!「はるかエイト」
北海道産のフルーツトマトも有名です。
夏の時期になると出荷される、北海道からの贈り物です。
北海道の夏は昼と夜の気温差が激しく、過酷な環境で育ったトマトは本当においしいです。
時期も短いので、出荷される量も少なめです。
厳選されたものだけが「はるかエイト」として出荷されます。
3)高知県産 高糖度フルーツトマト
高知県もおいしいフルーツトマトが栽培されていることで有名な産地。
高知県の温暖な気候と風土によって、甘みだけでなく、ほどよい酸味をもった奥の深い味わいのある高糖度なトマトを栽培しています。
中でも糖度や形や色付きなどの基準をクリアしたフルーツトマトだけを出荷しています。
⑤まとめ
フルーツトマトは、品種名ではなく、普通のトマトを特別栽培して出来上がった、糖度8度以上の完熟トマトのこと。
甘さがあるだけでなく、大きさも使いやすい大きさで、味も凝縮しているので、カプレーゼや冷製トマトパスタ、サラダのトッピングにも最適!
トマトの味がストレートに感じられるため、産地や時期によっても味の感じ方が変わります。
冷やして食べても、常温のまま食べても、フルーツトマトの様々なおいしが味わえますので、是非手に取って食べてみてほしいトマトです!