みなさんこんにちは!
今回は、生のとうもろこしの秘密についてご紹介します。
スーパーにも皮つきのとうもろこしが陳列されてくると、夏だな~と感じます。
とうもろこしはどれも味が一緒ではないんです。
とうもろこしのおもしろい性質によって甘さが変わってきます。
私が北海道のとうもろこしの生産者さんに聞いた、知らなかった驚きの話をお伝えします!
今回は、とうもろこしの甘さを引き出すための生産者が実践している4つのこと
おいしいとうもろこしの選び方5つのポイント
とうもろこしの正しい保存方法
是非、あま~いとうもろこしを選んで、今年の旬を感じてくださいね。
①とうもろこしの甘さを引き出すための生産者が実践している4つのこと
1)とうもろこしは昼と夜の温度差であま~くなる
これはとうもろこしに限ったことではないのですが、
夏場に収穫されるフルーツや鮮度の良い野菜類は昼と夜の気温さ(寒暖差)を大事にします。
昼間、太陽の光をいっぱいに浴びて栄養分をたっぷり吸収し、
夜の温度が低い時に昼間蓄えた栄養分を使わないように温存する、
といった感じです。
昼と夜の温度差があればあるほど、とうもろこしはあまくジューシーになります。
北海道は特にとうもろこしには適した土地ですので生産量も多いんですね。
2)朝収穫のとうもろこし
とうもろこし農家の方はとにかく朝が早いです!
夜中(朝!?)3時くらいから活動をスタートします。
これはとうもろこしの美味しさを最大限に引き出し、お客様へお届けするためです。
夜温度が低くなった時に温存している栄養素を、気温が上がって消費してしまう前に収穫します。
朝に収穫することで甘さをキープしたとうもろこしが収穫できるという訳です。
3)とうもろこしを立たせて配送
とうもろこしは収穫する前までは、斜め上に向かって成長します。
上に向かってもっとおいしくなろうと頑張って育っています。
そんなときに、収穫され横にされると、とうもろこし自身が「ん!?おかしいぞ。起き上がれない・・。」
とストレスを感じ、起き上がろうと自分のエネルギーを使ってしまうんです。
ちょっとおもしろいですよね。
エネルギーを使うと、とうもろこし自身が持っていた糖分をどんどん消費して、結果、甘さが薄くなってしまいます。
そこで、生産者の方々が行っていることは、「立てた状態で配送」とう手法で糖度をキープしています。
とうもろこしのための専用の箱は、縦長なんです。
これもとうもろこしを美味しいまま届けたいから。
生産者さんの親心がうかがえる瞬間です。
4)あえて皮つき&ひげ付きのまま
皮を剥くの面倒、ひげがまとわりついて食べにくい、と思ったことある方いらっしゃいますよね。
とうもろこしの皮ってとっても大事な役割をしています。
とうもろこしの粒が傷つくのを守ってくれたり、
とうもろこしを乾燥から守ってくれています。
とうもろこしのひげも、よく育っているか、おいしいかどうかの目安になってくれています。
調理するまでは皮つきで保管しましょう。
②おいしいとうもろこしの選び方 5つのポイント
皮つきのとうもろこしの場合
皮つきのとうもろこしから鮮度もわかります。
皮つきでないとうもろこしの場合
判断できる材料が少なくなりますが、粒並びを観察してみましょう。
粒がぎっしり詰まっているか?
粒に張りがあるか?
とうもろこしの先の方まで粒があるか?
持ってみて重たいものを選びましょう!
③とうもろこしの保存方法
とうもろこしのは鮮度が命の野菜です。
横に寝かせるだけでも甘さが失われていくほどですからね・・・。
とうもろこしを買ってきたらすぐに加熱して食べるようにしましょう!
それでも保存をしたいという方は、下記のポイントに注意しましょう
ココがポイント
①皮を取らず皮つきのまま保存しましょう
②冷蔵庫の中でも野菜室がおすすめです
③冷蔵庫の中でも立たせて保存してください。ちょっと斜めでもOK。
④長時間保存する場合は、皮つきのまま濡れた新聞紙でぐるっと巻いて、ビニール袋に入れて冷蔵庫保管お願いします。
④まとめ
とうもろこし生産者さんがやっているおいしくなる秘密、いかがでしたか?
とうもろこしは缶詰や冷凍コーンなどで身近な食材だけに、生のとうもろこしはデリケートなんだな、と私もびっくりしました。
とうもろこしを選ぶときは皮つきの方が、外から見える情報が多いのでおいしいとうもろこしを見分けやすくなります。
なるべく早く食べて、とうもろこしのおいしさや甘さを1日でも早く体感できるようにしましょう。
スーパーなどに陳列されたときに、是非おいしくて甘いとうもろこしを選んで食べてみてくださいね。