みなさんこんにちは!
今回は、秋の食材の代表、「栗」についてです。
日本では秋の時期にしか収穫できない季節を感じることのできる食材ですね。
今回は、栗をおいしく調理する方法
栗大好きな筆者が試した、一番簡単な栗の皮のむき方
子供にも人気の簡単栗のレシピをご紹介します。
①栗の甘さを引き出す一番の調理法は
栗の甘さを一番引き出す調理法は、
じっくり時間をかけて皮のまま「蒸す」という方法です。
ちなみに、その次に甘さが引き立つ調理法は「焼く」という方法です。
蒸す場合はステンレス製の鍋でなく、土鍋を使ったほうがよりおいしくなります!
これは、じっくり時間をかけて火を通すため。
土鍋で炊いたご飯をイメージするとわかりやすいですね。もし土鍋がある方は使ってみてくださいね。
蒸す時間は弱火でゆっくり約50分と少々長めです。
栗が持つ酵素がじわじわと甘みに代わり、ほっくり甘く仕上がります。
これが栗本来の甘さを引き出す方法です。
<簡単、蒸し栗レシピ>
- 土鍋(もしくは蒸し器)に蒸し皿をセットし、水をいれ、沸騰させる
- 湯気がでてきたら、栗をいれて蓋をする
- そのままじっくり弱火で約50分から60分蒸す。※途中でお水がなくなる場合がありますので、様子みてくださいね。
そのほかの調理法もご紹介します。
「焼く」
表面の皮が焦げるくらいオーブンやグリル等でしっかり焼く。
(表面の皮が真っ黒焦げでも、中身は皮のおかげで焦げませんのでご安心を!)
水分が飛んで少しパサつきが出ますが、香ばしさも出て美味しさが引き立ちます。
冷めると固くなってしまうのが難点・・。熱いうちに食べるのがおすすめです。
「ゆでる」
一般的な調理法だと思っていましたが、やはり茹でてしまうと美味しさが溶け出してしまいますね。
茹でると水分も入りねっとりとした食感に仕上がります。
②頑固な栗の皮の簡単なむき方は?
栗の皮をむくのは一苦労ですね。
皮のむき方の前に、栗の皮は3種あるので簡単に説明しますね。
メモ
●イガ・・・一番外側のとげとげしたもの。栗拾いに行く人くらいしか見ることはないかもしれませんね。スーパー等で販売するときにはすでにないことが多いです。
●鬼皮(おにがわ)・・・栗のつるっとした表面の茶色い皮。栗の中身はこの固い皮に守られています。
●渋皮(しぶかわ)・・・鬼皮を剥いたときに見える薄い皮。この渋皮を剥くとうす黄色の実が出てきます。
この渋皮のまま調理している食品もたくさんあります。あえて渋皮を残すことで少し苦味のある大人な味に仕上がります。
渋皮栗のモンブランや、渋皮の入った栗きんとんなどは、この渋皮をつけたまま調理したものです。
本題に戻ります。
経験したことのある方はご存知だと思いますが、
この「鬼皮」と「渋皮」を剥くのが本当に大変!
少し手間はかかりますが、筆者が試した中で一番つるっと簡単に剥けた方法をご紹介!
①生の栗のとがった方に、気持ち深めに”十の字”の切込みを入れる。(栗が固いので気を付けてくださいね)
②圧力なべに栗を入れ、栗がすべてかぶるくらい水を入れて約10分加熱します。圧力が抜けたら栗を取り出します。
③先程切込みを入れた部分から皮を剥いていきます。手でも剥けますし、包丁使いが得意な方は包丁を使って剥くと早いです。
※栗の大きさにもよりますが、10分加熱調理をすると、栗に完全に火が通ますので、そのまま食べても、その後の調理にも使えますよ。
圧力鍋を持っていない、使いたくない方は、水に付けたり下茹でしてから包丁で鬼皮と渋皮を剥いていくのが一番手っ取り早い方法です。
苦労した分だけおいしい栗を食べることができますね。
栗専用の皮むき器もあります。
栗専用ということもありかゆいところに手が届く便利な商品です。その道具を使って時間短縮するのもよさそうですね!
更に、今では栗をすでにむいてくれている商品もあるようです。(便利な世の中ですね!)
そのような食材を使って簡単に栗レシピに挑戦するのもいいですね!
③栗を使った、子供も大好き簡単レシピ
栗料理はなんでもおいしい!定番の栗レシピを公開します!
炊飯器に入れるだけ!定番の栗ごはん!
<材料> 4人分
・栗:10粒くらい
・お米:2合
・お酒:大さじ2、みりん:大さじ2、塩:小さじ1
・だし昆布(あれば)
<作り方>
※栗は前の項でお伝えしたように、鬼皮と渋皮をとって準備しておきます
1.お米は研いで、ザルにあげておきます。(こうすることで炊きあがりの粒立ちがよくなります)
2.炊飯釜にお米を戻し、調味料をすべて入れます。いつもと同じ2合のメモリまで水を入れます。
3.下処理済みの栗を入れ、普通の炊飯ボタンで炊飯スタート。
4.炊き上がったら優しく混ぜ、お茶碗に盛ったらお好みでごま塩を振り出来上がりです!
栗を丸ごと楽しむ簡単スイーツ ”栗きんとん”
※栗きんとんといっても、お正月に食べるあの栗きんとんではなく、岐阜県に古くから伝わる茶巾型の栗のお菓子のことです。
<材料> 10個~15個分
・栗:300gくらい(栗は前の項ででお伝えしたように、鬼皮と渋皮をとって準備しておきます)
・グラニュー糖:90g
<作り方>
1.栗が熱いうちに粒が少し残る程度まですり潰す、または裏ごしします。
※栗が冷めてしまった場合は少しレンジで温めるとつぶしやすいです。マッシャーやフォークなどで潰しても大丈夫です。
2.細かくした栗を鍋に入れ、グラニュー糖を少しずつ加え、弱火でしゃもじを使いながらなめらかになるように混ぜていきましょう。焦がさないように注意してください。
3.お皿に移し、粗熱を取ります。手で持てるくらいの温度になったらラップを使って巾着のように丸く包んでいきます。温かいまま食べても、冷蔵庫で冷やし固めてもおいしく食べれますよ。
栗をおいしく食べるための方法 まとめ
栗をおいしく食べる調理法、栗の皮を簡単に剥く方法をお伝えしました。
おいしく栗を食べたいなら、じっくりと時間をかけて蒸す方法が一番です!
栗を食べるには本当に大変な作業が必要なんだな、と感じた方も多いのではないでしょうか?
生の栗と出会えるのは、1年の中でも短い時期にしか手にすることができない貴重な食材ですね。
ぜひ自分で調理してみて、食材のありがたみを感じていただければ嬉しいです。
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