みなさんこんにちは!
フルーツアドバイザーのpino☆です。
今回は、「早生(わせ)みかん」って何?の問いに答えてきます。
”早生(わせ)みかん”と聞いて、みかんの品種の名前なの?と思った人いらっしゃいませんか?
早生みかんとは?
早生みかんの味は?甘いの?
早生みかんが”一番おいしい”理由。
早生みかんのおすすめ品種は?
「みかん」はみなさんが思っている以上に、時期・産地のおすすめみかんには数多くのがありますよ。
少しでもみかんに詳しくなって、おいしいみかんを見つけていただければと思います!
①早生みかんとは?
早生みかんとは、みかんの品種の名前でなく、「出荷される時期」を総称して”早生みかん”と呼んでいます。
はてな
「早生みかんって、みかんの皮の色がまだ青いところもあるけど、通常より早めに収穫したもの?」
と、勘違いしている方もいらっしゃるかもしれませんが違います!
そもそも”そーゆーみかん”なんです。
青みは少し残っていたり、黄色みが薄めのみかんで、
「今が旬!」食べ頃のみかんなんです。
時期としては、生産地にもよりますが、
主にまだ寒くなる前の10月頃~寒さも押し迫る12月頃に出荷されるみかんの事を「早生(わせ)みかん」といっています。
ちなみに、早生みかんよりも前に出荷されているみかんを、
「極早生(ごくわせ)みかん」といいます。
極早生みかんの出荷時期は、だいたい9月~10月頃で、
みかんのシーズンの中でも1番早くに収穫されたみかんです。
時期ごとに、「極早生みかん」→「早生みかん」→「中生(なかて)みかん」→「晩生(おくて)みかん」と続いていきます。
※中生みかんは11月後半~12月頃に出荷、
晩生みかんは12月後半~1月に出荷されるみかんです。
②早生みかんの味は?
みなさんが一番注目している、「こんな色合いだけど早生みかんの味はどうなの?」
を解説していきます。
答え「甘いみかんもあるし、さっぱりとしたみかんもあって様々です。」
中途半端な答えですいません・・・。
みかんの品種や、みかんの産地によって「甘さ×酸味」はそれぞれです。
食べる人の感覚によってもまちまち。
後ほど、フルーツアドバイザーの筆者が好きな(おすすめできる)
みかんもご紹介しますので見てみてください。
一番はやい「極早生みかん」は、皮が緑のうちはまだ少し酸味が残っていますが、日がたつにつれて酸味が薄くなり甘みが増えてきます。
2番手の「早生みかん」は、表面の皮の色は黄色っぽい色から徐々にみかんらしく、皮の色がオレンジ色へと移行し、甘さも強くなってきます。
③早生みかんが”一番おいしい”理由
いろいろな時期のみかんをご紹介しましたが、
フルーツアドバイザーの筆者が
一番おいしいと思うのは「早生みかん」です。
理由① とにかくおいしい!!
甘みもありながらほどよい酸味もあって、そのバランスが絶妙なんです!
果汁もたっぷり、みずみずしいみかんです。
ただ甘いだけのみかんだと後味がくどくなりますが、早生みかんの特徴として、少し酸味があることで、さっぱりと味わうことができます。
理由② 味が濃い!
美味しさに比例するのですが、早生みかんは、みかんの味が濃いです。
表面の皮の色のイメージと違って、皮を剥いて果肉を見ると鮮やかなオレンジ色です。
一口食べると、口いっぱいにみかんの甘さと爽やかな後味を堪能することができます。
理由③ 皮がうすい
表面の皮も薄いのですが、なによりも中の薄皮(※じょうのうと言います)が薄くて食べやすい!
口の中にいれてもじょうのうが気にならないほど口当たりも抜群です!
じょうのうが口の残るのが苦手な方にはおすすめです!
(表面の皮も薄いのでちょっと剥きにくいのが難点・・。それくらい実がしっかり入っている証拠!)
理由④ 食べやすいサイズ
早生みかんにもいろんな品種がありますが、私が多く食べてきた中では、サイズは小ぶりということ。
ただ小さいということではなく、実の中に美味しさがぎゅっと詰まっているということです。
更にいくつでも食べれちゃう大きさなので、2個3個は軽く食べることができます。
みかん農家の方にもお伺いして、大きさを比べた時、小さめのサイズの早生みかんを選ぶことをおすすめします。
味が濃厚で食べやすいからです!
理由⑤ 糖度センサーにかけているものもある
みかん1個1個を糖度センサーにかけ、遠隔で糖度を計測する機械を通して出荷している早生みかんもあります。
糖度センサーにかけることで、糖度の基準をクリアしたものだけが出荷される仕組みです。
はずれがないみかんを手にすることができます。
月日によって多くのみかんが出てきますが、
やっぱりおいしさや食べやすさでいうと、私は「早生みかん」の時期が一番好きです!
④早生みかんのおすすめ品種は?
1)宮川早生(みやがわわせ)
一般的なみかん(温州みかん)の中でもメジャーな品種。
宮川早生は、表面の皮もじょうのうも薄く、中の果肉は味わいも濃く、甘みと酸味のバランスが良い。
愛媛県の宮川早生のみかんがおすすめです!
2)由良早生みかん(ゆら早生みかんとも書きます)
※早生みかんと書いていますが、「極早生の品種」です。
とっても美味しいのでおすすめさせてください。
ゆら早生みかんとは、和歌山県の由良町(ゆら町)で育成する「宮川早生」の枝変わり品種です。
極早生(ごくわせ)品種の中でも、珍しいくらい糖度が高く甘みの濃い品種です。
表面の皮はまだ青っぽいところもありますが、中を開けてびっくり!
果肉はとてもきれいなオレンジ色で、表面の皮とのコントラストも素敵!
そしてさっぱりとした甘さが売りの品種です。
みかんがお店に並んできたタイミングで「ゆら早生みかん」を発見したら手に取ってみてください。
⑤まとめ
早生みかんのおいしさ、イメージしていただけたでしょうか?
みかんは寒くなってからの方がおいしい!という考えもありだと思います!
フルーツアドバイザーの筆者としては、
「極早生のみかんからスタートし、最後の晩生みかんで締める」
というのが毎年のルーティーンです。
今年もこの極早生みかんの時期が早く来ないかと待ち遠しいです。
みなさんも、スーパーなどで見かけたら、是非”早生みかん”を食べてみてください。
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