みなさんこんにちは。
非常食でもお馴染み、「パンの缶詰」
[word_balloon id="2" size="M" position="L" name_position="under_avatar" radius="true" balloon="talk" balloon_shadow="true" font_color="#222222"]長期保存が可能なのは知ってるけど、味や価格はどうなの?[/word_balloon]
ここでは、パン缶で有名なメーカーの商品の、食べ方、価格、賞味期限、味を徹底比較します。
元祖!パンの缶詰の老舗メーカー「株式会社パン・アキモト」の缶パンと、
京都で有名なデニッシュパンのメーカー「株式会社ボローニャ」のデニッシュパン缶
家族で食べる時、このパンは子供も食べることができるのか?
どれくらい用意すればよいか?いつ食べるとおすすめか?など詳しく解説していきます。
①比較するパンの缶詰 基本情報
※比較するパンはの味(フレーバー)は異なりますが、基本的なところを比較検証します。
アキモトのパン缶詰(ストロベリー味) | 缶deボローニャ(プレーン) | |
内容量 | 100g | 2個 |
価格(税抜き) | ¥430 | ¥420 |
原材料 | 小麦粉、いちごフィリング(砂糖、加糖いちご、水あめ、でん粉、レモン果汁)、卵、マーガリン、砂糖、パン酵母、脱脂粉乳、食塩、発酵調味粉末、サワードウパウダー、植物性たん白/加工でん粉、増粘多糖類、香料、着色料(紅麹、アナトー)、糊料(グルコマンナン)、乳化剤、イーストフード、リン酸Ca、酸化防止剤(V.E)、V.C | 小麦粉(国内製造)、ファットスプレッド、砂糖、マーガリン、卵、食物繊維、食塩、乳等を主要原料とする食品、パン酵母、果糖ぶどう糖液糖/乳化剤、香料、酵素、着色料(抽出カロチン) |
アレルギー | 小麦・乳成分・卵・大豆・りんご | 小麦・卵・乳成分・大豆 |
賞味期限 | 製造より37ヶ月(約3年) | 製造日より3年6ヶ月 |
1)内容量
表記の仕方が違いますね。
アキモトの缶パンの方は、焼成後(出来上がり後)に「必ず100g以上ある」、ということです。
缶deボローニャの方は、個数表示なので、「2個入っている」ということです。重量表記はありません。
※気になって重量を計測しましたが、1個50g(2個で100g)でした。
重量は同じですね。
2)価格
価格は購入店や、一回に購入する量によっても1個あたりの価格が変わります。
今回は同じお店で1個購入した価格です。
こちらも、価格差はありません。グラム単価も変わりません。
味や使い勝手などで変わりそうですね。
(冷静に考えて、普通のパンと比較してしまうと、高級パン並みに高いですけどね。。)
3)原材料
パンの原材料は複雑ですね~。
単純に比較しても、アキモトの缶パンの方がいろいろ入っていますね。添加物の種類も若干多めです。
ストロベリー味の原料、”いちごフィリング”を抜いたとしてもいろんな原料で、やわらかさ、しっとり感、味わいを出しています。
缶deボローニャの方は、お土産や贈答用としても有名なデニッシュパンと同じ原料を使用しています。
同じ原料を使用しながら、賞味期限を長くできるのはすばらしい技術です!
4)アレルギー
商品共に、「小麦」「卵」「乳成分」が入っています。
アレルギーをお持ちの方には重要ポイントですね。
お子さんで小麦・卵・乳のアレルギーをお持ちの方も多いかと思います。
卵や乳成分不使用のパン缶もあるようですので、調べてみてくださいね。(賞味期限は短めです)
5)賞味期限
パンで3年もの長い間保存できるのは、優秀ですね!
スーパー等で販売している一般的な食パンなどは、長くても1週間ほどですから比較するとわかりますね。
一部、長期保存用のパンも販売されていますが、袋に入っているタイプでも30日程度です。
防災用にストックしておくには、年単位で保存できるものの方が管理がしやすいですね。
②パン缶、食べ比べてみました!
”パサパサでかたい”というイメージのパン缶。
時代とともに、技術も進化し、おいしくなっていましたよ~!
1)アキモトのパン缶詰(ストロベリー味)
缶を開けると、いちごのいい香りがしました。
生の生地を入れて缶の中で焼いているので、ある意味”焼き立ての香り”を一番に味わえますね。
全体が紙に包まれ、1個の筒状のパンが出てきました。
割ってみると、しっとり~。いちごジャムも全体に入っていて満足度大です。
食べてみると、しっとりふわふわ!いちごのフレーバーも入り、食べやすい!!
甘みもあり、菓子パンとなんら変わりない。むしろ、安いパンよりもしっとりしておいしい。
いちご味ということもあり、子供も好きそうな味ですね。
アキモトのパン缶は他にもフレーバーがあります。
プレーン味を探しましたがなかったんですよね。。。
同じスペックの缶パンのフレーバーは、「オレンジ味」、「ストロベリー味」、「ブルーベリー味」と3種類。
私、個人的には、プレーン味を食べてみたかったのですが。。。
あえてその味を作っていない理由がありそうですね。
プレーン味は素材の味が一番に出てしまうものなので、ジャムなどの味を入れないと、商品的に厳しいのかも。、と推測しています。
今後の技術に期待です!!
2)缶deボローニャ(プレーン)
缶を開けてびっくり、あれ?裏返し?
と思ったら、カップケーキのカップに入ったパンが2つ入っていました。
裏返しにしていた理由は、手を汚すことなく取り出せるように。ここでも細やかな気遣いがあってうれしいですね。
割ってみると、しっとり~。
デニッシュというだけあって、マーガリンなどの素材が入っているのでしっとり感は出ていますね。
味わいはプレーン味なのでごまかしがきかない分、素材の味がストレートに出ています。
甘さは控えめで、おかずと一緒にたべるとちょうどよさそうです。
そのままでも食べることのできる味ですが、何かジャムやバターをつけても美味しそうだなーと。焼いたらもっと美味しそう!
(いやいや、災害時を考えたらそんなものはない!とやりたい気持ちを押し殺しつつ・・)
さすがに災害時は無理ですが、試しに食べる時や賞味期限近くなって消費するときはアレンジができますね。
缶deボローニャもフレーバーがいくつかあります。
プレーン味、メープル味、チョコ味の3種
お子さんの好きな味にあわせて購入したり、1缶に2個入っているので味を交換したりしてもいいですね。
③どちらがよい?
1)総合的に判定!
①アキモトのパン缶詰(ストロベリー味)
評価:★★★★☆ 星4つ
良い点:しっとり感や甘さ、香りなど、長期保存用のパンとしては高評価!
悪かった点:一人で食べるならOK。みんなで分けるのにカットしなければならない。
②缶deボローニャ(プレーン)
評価:★★★☆☆ 星3つ
良い点:高級感のあるディスプレイ。オシャレ。2つ入っているので分けやすい。おやつにも便利。チョコやメープル味など、味も魅力的。
悪かった点:時間が経つとパサパサしてくる。たべるなら開けてすぐ食べきるべし!
2)子供用にパンの缶詰はおすすめ?
パン好きなお子様でしたらオススメの非常食です。
非常食というと、ごはんやおにぎりがメインになります。
パンは長期保存ができないので、なかなかパンが欲しくても災害時には難しい場合が多いです。
軽食としても食べることのできるパンは、災害時には貴重な食材になります。
毎日同じごはんも楽しみがなくなりますので、パン缶を用意しておくと食事の楽しみや味や食感の変化もあり、お子さんにも良い影響を与えます。
しかしながら、”非常食用のパン缶”は”いつも食べるパン”とは違った味わいです。
子供が食べることができるか?好きな味はなにか?を事前にチェックして、備蓄しておくと良いでしょう!
3)どれくらい用意すればよい?
非常時にどれくらいの非常食を用意するべきか?という記事は、こちらから↓↓↓
災害時の”非常食”どれくらい用意すべき?栄養バランスを考えた非常食を備蓄しておくべき理由
非常時は、メインにパン缶を用意するのではなく、朝食用として、おやつとして用意するとよいでしょう。
4人家族で3日分、朝食はパンにすると、12個は用意しておくとよいですね。
パン缶は軽いので持ち運びしやすいですが、缶が大きめなので、他の非常食とバランスを考えて持ち運びできるといいですね。
④まとめ
パン缶でおなじみの2種類のパン缶を比較しました。
味わいや使い勝手など、総合的に評価しました。(ちょっと厳しめだったかな・・。)
総合的に評価して、フードアドバイザーの筆者は「アキモトのパン缶」をオススメします。
非常食として食べるシーンをイメージして、家族や子供たちが違和感なく食べることができるか?
非常時の特別な食事ではなく、いつも食べている、または、食べたことのある”安心感”をもって準備することが大事です。
そのためにも、まずは試してみる、体験してみることが大事です。
いざというときの非常時に備えて、これからも、みなさんにおすすめの非常食を案内していきたいと思います!