みなさんこんにちは!
今回はフルーツの中でもメジャーなフルーツ「りんご×旬」についてです。
[word_balloon id="2" size="M" position="L" name_position="under_avatar" radius="true" balloon="talk" balloon_shadow="true" font_color="#222222"]りんごって、1年中販売されているけど、「旬」や「時期」ってあるの?[/word_balloon]
そうなんです、最近は食品の流通の技術が進歩して、旬の時期がわかりにくくなっています。
今回は、国産のりんごの旬の時期や、蜜入りりんごの旬の時期、
りんごが1年中販売されている理由を解説します。
①りんごの旬は?
りんごの旬の時期は秋~冬にかけてです。
りんごは品種によっても旬の時期が変わる為、ながーく楽しめるフルーツでもあります。
早いもので、8月頃から出荷されるりんごもあれば、
遅いもので、4月まで出荷される品種もあります。
10月~12月頃がりんごのメインの旬といってもいいでしょう。
②蜜が入ったりんごの旬は?
蜜が入ったりんごが好きな方、知らない知識が満載、必見です!!
1)蜜入りりんごの旬は?
蜜が入ったりんごの旬は、10月~11月頃がメインです。
2)蜜入りりんごとは
りんごをカットして、蜜が入っていると「やったー!」とうれしい気持ちになりますよね。
りんごには「蜜が入るりんご」と「入らないりんご」があります。
これは品種による違いです。
3)蜜が入りやすいりんご
品種としては、日本でも収穫量が多い品種「ふじりんご(サンふじりんご)」、
「こみつ(こうとく)」「こうこう」「ぐんま名月」などがあります。
必ず蜜が入っているか?というとそうでもないです。
これは、りんごによる個体差もあります。
また、収穫してからしばらく保存をすると、蜜が目に見えなくなることがあります。
甘くなくなったという事ではなく、”見えなくなった”という事です。
4)りんごの蜜の正体
りんごの蜜の部分を食べて「あま~い!」というのはうそです。。。(言っている人がいたらすいません)
蜜の部分を食べても甘くはありません。
糖度を測っても糖度が高いわけではありません。
「蜜」はソルビトールという物質で、
簡単に言うと、
葉っぱや幹からたくさんの栄養をもらって、
りんごの中に入ると、甘さのモトである「果糖」や「ショ糖」に変わります。
りんごが「もうこれ以上甘くなりませーん」となった状態が「蜜」として表れます。
ですので、「蜜が出ている」、という事は、
「りんごが完熟した!」という印なんです。
5)蜜入りりんごなのに、蜜が入ってないー!
蜜入りりんごは、「蜜が入りやすいりんご」という意味で、必ず蜜が入っているとは限りません。
りんごは、収穫したばかりが一番おいしいタイミングです。
収穫したときに蜜が入っていたとしても、保存していくうちにどんどん蜜の色が薄れていきます。
これは蜜がなくなっている訳ではなく、果肉に吸収され、見えなくなってくるのです。
私たちの業界では、「蜜が散る」と言います。
中心部にあった蜜が、外側へと散っていくという表現です。
蜜がなくなったからと言って、味が格段に下がる、という訳ではありませんが、
鮮度の良いうちに食べることがりんごをおいしく食べる秘訣です。
③りんごが1年中販売されている理由
りんごは秋~冬の果物なのに、どうして1年中お店で販売されているのか?
それは、貯蔵方法の進化と、海外からの輸入りんごによって、ずっと食べることができるようになっています。
1)冷蔵保存
りんごは通常、「常温保存」ですが、
販売できるりんごを貯蔵するには「冷蔵保存」しています。
12月頃に収穫し終わったりんごを一旦冷蔵保管することで、
そのあと約3ヵ月間の間りんごを安定して流通できるようになります。
これは、業者さんだけができることではなく、私たち一般消費者も保存方法に気を付けて
実施することができれば、長い間りんごを保存することができます。
2)CA貯蔵の技術
「CA貯蔵」とは、りんごを仮死状態にして眠らせる技術です。
CA貯蔵によって、約半年も保存し、出荷ができるようになりました。
りんごは自身で常に呼吸をしています。
この呼吸を最低限にとどめることで、長く貯蔵することができるのです。
特殊な冷蔵庫で、温度や湿度、酸素濃度や二酸化炭素濃度を一定に保って保管します。
これは私たち一般人にはできない技術です。
りんごのプロにお任せしましょう!
貯蔵されたりんご(旬の時期ではないりんご)がちょっとお値段高いのは、この保管している間の家賃分ですね。
3)輸入リンゴ
何気なく手に取ったりんごが「海外産のりんご」だったことありませんか?
日本と季節が真反対のニュージーランドなどで栽培されたりんごが、日本では春~夏に販売されています。
海外のりんごも日本人向けに改良をしているので、私たち日本人好みの味に仕上がっています。
機会があれば是非手に取ってみてください。
りんごの正しい保存方法についてはコチラ↓↓↓
間違ったりんごの保存していませんか?季節によって違う正しいりんごの保存方法、常温・冷蔵・冷凍保存の仕方
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④りんごの時期や旬 まとめ
日本のりんごの旬は、秋から冬にかけて。
この時期のりんごは蜜が入ったり、様々な品種が店頭に並んだりと、おいしいりんごに出会える時期です。
技術の進歩によって、季節のフルーツが1年中食べることのできるものになってきています。
フルーツアドバイザーとしてもうれしい限りです。
みなさんも、旬の時期のりんごと、貯蔵されたりんご、食べ比べてみてください。
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